家族の固定費削減大作戦
こんにちは、ベジー太です。今日は家族の固定費について。
言わずもがな、家族の幸せは大事です。しかし、その話と無制限に家族にお金を注ぎ続けることは話が別です。
今まで、僕は家族をどれだけ幸せにできているかの尺度を、ある程度は家族に使うお金の多寡に置いてきました。もちろんそれがすべてかつ正しいと思ってるわけではないけど、かといって間違ってるとも思いません。
どれだけの生活レベルを家族に保証できてるかは、それなり以上に大事ですし。特に教育レベルは人生を分けますから。子供には特に使ってあげたいと今でも思っています。
この信仰のおかげ(?)でほぼ毎年海外に1回は連れていけてましたし、それ以外にも年に2回ほどの国内旅行もしてました。子供の習い事もたくさんさせています。最近は塾まで。
さてそういうことを続けてきて、果たしてウチの方々はどうなったか。これはかなりの誤算だったのですか、まさかの「諸々を当たり前だと思う人たち」が出来上がってしまいました。
いや、知ってはいたんですよ、人は馴れる生き物だってことは。ただし、うちに限っては大丈夫だと思ってました。が、嫁子供のそれは予想を超えており、海外旅行や頻繁な国内旅行のある生活に本当に馴れてしまったようでした。豪奢な生活は一時的なものであり、収入が下がった時は昔に戻せばいい、なんて安易に考えてました。
僕一人なら生活レベルを下げることは全然大丈夫なのですが、一度固定されたレベルを下げることには、予想を超える抵抗がありました。
マリーアントワネットは、自国の国民が飢饉のために日々食べるパンにも事欠いている有様を見て、こう言ったと言われています。
「パンがなければ、ケーキを食べればいいじゃない。」
馬鹿なの?と思ったあなたは僕から見ればまとも。平民の食べ物であるパンを食べる余裕すらない人間が当時の貴族の食べ物であったケーキなんかを食べられる道理はありません。
そう、こんな馬鹿馬鹿しいことを言ってしまうほど庶民の生活への想像力が欠けていたのがマリーアントワネットであり、逆に言えばそれぐらい高い生活レベルに慣れてしまっていたのです。ま、王族ですからね。今で言えば、アラブの王族が「なんで君は金で塗り固めたフェラーリに乗ってないんだ?」と真顔で我々に聞くようなもんです。
このレベルとまではいいませんが、まぁ感覚としては嫁子供がこんな感じになりつつある気がずっとしていました。一度、妻の誕生日に、普段の高級レストランではなく、愛情込めて家で作ったことがありました。そしたらまさかの激ギレ。曰く、「私の誕生日ぐらい良いとこで食べたかった。信じらんない。」
言いたいことも分からんでもないですが、この時はさすがの僕も絶句しました。まさか手料理を全否定されるとは。ちょうど収入もきつい時期だったのて、祝い事とはいえ節約したかったのもありますが、良かれと思って旅行やグルメを提供してきたことが、まさかの効果を生んでしまっていたと気づいた瞬間でした。
以来、これは危ないと思って家族にかかっている固定費をウォッチしていたのですが、相当な危険水域であることがわかりました。
(コントロール可能なはずなのにいつの間にか固定費として高止まりしていたもの)
生協やパルシステムなど 月7万
それ以外の細かな請求 月8万
休みの日のランチ 1回5千円で月4万
休みの日の夜ごはん 1回1万円で月4万
何かしらの家族レジャー 月4万
子供の習い事、教育費 月11万
水道光熱費 月3.5万
計41.5万。それぞれがそんなに高いわけではないので、いいよいいよと色々追加してたらエライことに。そりゃマリーもアントワネットになりますわね。
ということで今回、借入総額700万円突破の大ピンチを機に、大ナタを振るう事にしました。冷静と情熱の間ならぬ、倹約とケチの間を目指して、しかしそこそこのレベルは保ったまま生活費を大幅ダウン。
とにかく食費とレジャーがバカみたいに高かったの(27万)、これを「毎月8万渡すからその中ですべてやってください。あまりに足りなければ都度補填」という形に変えました。
思えば、すべての引き落とし先を僕にしているのが間違いでした。安くはないお金がかかっていることは妻もわかっていたようですが、いかんせん痛みを直接感じるわけでもないので、麻痺していた模様。予想通りかなりの抵抗を受けましたが、だからといってこれ以上借入を増やすわけにはいかないので、なんとか納得してもらいました。
これだけで19万円のダウン?というとてつもない額になるわけですが、実際は妻が自分の収入から補填したりするでしょうし、一朝一夕にはいきません。が、食べたいものを食べる生活から、予算ありきで諸々をコントロールする生活に舵を切れたのは良いことだと思っています。
(今日の出費)
昼ごはん 3150円
おやつ、間食 1550円
お土産 1500円
夜ごはん 10000円(会食)
計 16200円
やはり土日の出費は高額になりがちです。